病院や介護施設において、患者さん・利用者さんの転倒予防は、「医療安全対策」の一つです。重大な死亡事故につながる事もありますが、認知症の患者様への対応の難しさや、人手の少なさに完璧な対策は難しいのは確かです。高齢者や認知症の方にとって、歩行中のふらつきやバランスの崩れは、必ずありますが、骨折や長期入院につながる大きなリスクをはらんでいます。
今回ご紹介するのは、「歩くときは歩行器を使用してください」と視覚的にわかりやすく伝える、注意喚起のポスターです。これらのポスターは、ベッドサイドや廊下、トイレ前など、患者さんが移動しやすい場所に掲示することで、自然に目に入りやすく、患者さんの目にも入りやすい場所に掲示することで歩行器の使用を促す効果があります。転倒事故においてもどのような対策をしていたかはとても重要なものになりますので、患者に注意を促す掲示は効果的だと思います。
このような張り紙を独自で作成している施設や、病院のあると思います。実際に作成のために残業をしたことがある職員も少なくないと思います。この張り紙で代用できれば業務負担経験に寄与できればと思います。






▼ポスターの特徴
- シンプルな歩行器のイラストがついていることで、高次脳機能障害などで文字が理解できない方や認知症の患者さん、利用者さんにも「これは歩行器だ」と直感的に伝わります。
- 「歩行器」「シルバーカー」「セーフティーウォーカー」「サークルウォーカー」など、さまざまな種類の歩行補助具に対応した内容で、個々のに合わせて使い分けが可能です。
- 歩行器の文字を赤色で表示しており、視認性が高く、認知症の方にも目に留まりやすい工夫をしています。
▼掲示場所のおすすめ
- ベッドサイドの壁面
- 離床している席など
- 歩行器にぶら下げる
これらの場所に貼ることで、スタッフが常に声かけしなくても、ポスターが代わりにリマインドしてくれるという役割を果たします。センサー類と組み合わせることで転倒防止の効果を最大限に発揮します。
▼医療安全への貢献
病院や施設内での転倒事故は、医療事故の中でも報告数が多く、施設の信頼性やご家族からの印象にも影響する可能性があります。ポスターという「アナログな手段」であっても、その効果は非常に高く、行動変容の第一歩になります。
特に、認知症の方や注意力が低下している方は「習慣の強化」が鍵です。「歩くときは歩行器」と何度も目にすることで、行動の一部として定着しやすくなります。
このようなポスターは、施設全体の医療安全意識の向上にもつながります。ぜひ、日々のケアの中に「視覚的サポート」を取り入れてみてください。
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