転倒は医療現場で最も多い事故のひとつです。その多くが、「本当は介助が必要だったのに一人で歩こうとした」「職員が患者の状態を把握しきれなかった」などの情報のズレからも起こっています。
近くにいたのに患者さんや利用者さんが転倒して悲しい思いをしたケアワーカーや看護師も多いのではないでしょうか?
今回は、ベッドサイドに掲示するピクトグラム台紙と組み合わせて使用できる、移動用ピクトグラムを無料配布します。
このピクトグラムは歩行補助具別×介助レベル別のピクトグラムとなっており、以下の組み合わせを用意しました!
医療・介護 移動用歩行器のピクトグラム
- T字杖
- 4点杖
- セーフティーウォーカー
- サークルウォーカー
- ピックアップウォーカー
- シルバーカー
- 車椅子





それぞれに対して、「自立・見守り・介助」の3段階を表現。全15種類のピクトグラムは、ベッドサイドや車椅子に掲示することで、誰が見ても“今のその人の歩行レベル”がわかるようになっています。
このように視覚的に介助レベルを明確にすることで、介護スタッフやリハビリ職員、看護師が「同じ理解」で患者さんに関われるようになります。
とくにシフト交代時や新人・応援スタッフが関わる場面では大きな力を発揮し、転倒リスクの低減とケアの質の安定化に寄与します。
また、リハビリの進行に伴ってピクトグラムを変更することで、回復状況をスタッフ全体で共有できたり、適切な介助量で過介助にならず、生活リハビリにも繋げられる利点もあります。「今日は見守りでOKになった」と目で伝わることで、患者さん自身の自立支援にもつながるポジティブな効果が期待できます。
現場の声をもとに作成した、現実的で実用的な移動ピクトグラム。ぜひ日々の安全管理にご活用ください。
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